奥久慈の天然鮎[大子町]

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久慈川の清流が育んだ
天然鮎の一級品

◎大子町の水と清らかな苔育ち
◎引き締まった身質、ほのかな甘味
◎味わいを増す丁寧な処置


鮎の遡上が始まると、あちこちの橋の上から身を乗り出して、川を覗き込む人の姿がよく見られる。石に生えた苔をはぎとろうと身をよじらせる鮎の、きらきらと輝く魚影に目を奪われているのだ。ここ久慈川の鮎漁の解禁は6月1日。

昔から金、銀、石灰の採れる地域の鮎は味が良く、硫黄泉の流れ込む川のものは格下と言われてきた。実際のところ、水質、水温、苔の味が鮎の風味を左右する。大子はかつて金山で栄えた土地柄で、古くは奈良時代に編纂された「常陸国風土記」にも、うまい鮎が捕れると記述されている。清冽な水に泳ぎきれいな苔を食べて育った久慈川の鮎は、臭みがなく、引き締まった白身にはほのかな甘さが感じられる。6月の鮎は水鮎と呼ばれ、身が柔らかく、塩焼きにすると頭から食べられる。7月を過ぎると頭や骨が硬くなるので地元では塩焼きでも骨は外すという。

鮎の漁法には竿釣りと投網があるが、菊池さんは釣り専門。縄張りを作る鮎の習性を利用し、おとりの鮎を泳がせて、追い払いにきたのを引っ掛けて釣る。この友釣りという漁法は投網よりも傷が少なく、背や腹に針のかかった痕跡は天然物の証でもある。10歳から鮎釣りを始めて半世紀以上の菊池さん曰く、久慈川の釣りは足で稼ぐ。どのポイントにどの位の大きさの鮎がいるかを熟知しているので、注文を受けてから釣りに出かけ、確実に居る所を移動しながら釣っていく。100gサイズで揃えてほしいと言われれば、その型の居る場所にだけ釣り糸を垂らすのだ。大水が出て餌がなくなれば虫も食べるし、流されないように砂利を食べて身体を重くさせることもあるので、釣った後は3〜4日流れに放して内蔵を空にさせ、退色を防ぐために真っ暗にして氷で絞める。生鮮と冷凍の取り扱いがあるが、どちらも余裕をもった予約が安心。冷凍も希望によっては水ごと凍らせて乾燥を防ぐ方法をとることもできる。釣り名人ならではの経験則が、鮎の商品価値を更に高めている。

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■平野屋
菊池 知之さん

〒319-3526 茨城県久慈郡大子町大子731
Tel.0295-72-1602 Fax.0295-72-1602

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